りんごを描きました。
りんごの色、質感の表情はよく捉えているが,
問題は立体感で,上下の立体感が欲しい。
また,影が平坦とのことでした。
とくに,立体感に欠けるって致命的だ!
と思ったのですが,
立体感を出すという方法としては,立体トーンを
つけることがてっとり早い方法らしいのですが,
立体トーンを省く写実画や日本画,浮世絵は,
立体トーンを超える表現力で立体感をだして
いるというのです。
今回の私の場合は,それがタッチの向きや塗りが
的確だったのでそれが,出来ていたので良かったのですが,
迫力をつける為に上下の明暗が欲しかったということだそうです。
日頃立体トーンを提唱していますが,
それを超える方法で立体感が出せれば良いので
立体トーンはわずかに意識してほしいとのことでした。
ほ〜っ☆っとちょっと目から鱗状態でした。
立体感は確かに物に沿うような線の集まりでもでるのですが,
あえて明暗差をつけず立体トーンを省く写実画あるなんて。
浮世絵が平面的と輪郭線の有る無しで決めつけてましたが,
そうじゃなかったんですね。こんどちゃんと見てみよう。
玉葱を描きました。色むらがあるものですから,通常,球体を
描くに当たって暗くしなければならない部分が,明るい色の為
暗くしていいものか,また,球体を描くに当たって明るくなるところ
が濃い色のためどこまで暗くしていいものか…この加減を上手くやる
のが難しかったです。
講評では,いいデッサン。でも,上皮をあえてもっと濃くすると
玉葱らしさがでます。タマネギの皮の色は千差万別ですが、
作為でもっと濃くしてもよかったかも。<笑>
下半球は,明るい色でももう少し反射光
以外のところは暗くしてもいいかもしれないです。
微妙な加減として手を加える余地があるかも、というところです。
とのこと。
このあたりの作為が決まるには,この描いた玉葱だけ
をよく見ればいいのではなくて,もっといろいろな玉葱を見て,
全体の玉葱の特徴というものをとらえている必要があるんだなと。
よく目にしているけれど気づいていないことがまだまだあり
そうです。
食べ物への見方が変わりそうです。
調子に乗って今度は,殻に挑戦。
ところが,重心がおかしい,右の殻の稜線(形の変わり目に
できる暗いところ)がつかみにくいなどで,
4〜5回描き直しました。
稜線をつかむため,割れていない卵を置いてみてください
とのアドバイスを頂き,実行。わかって喜んで描いたけれど,
何か変。
右の殻が,中心軸の真上から光が当たっており,
デッサンをする上では,適さない角度だと
わかりました。上手く立体感が出ないんです。
まだまだ,デッサンの基本が理解できてないことが
発覚。現在,右の卵の殻の角度を変えて,
描き直してますが,どうなることやら。
今回載せたのは,まだ,右の殻が中心軸の真上から
光が当たった状態で描いた失敗作です。
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